MARSでは毎年一回、通常総会を開催するのが通例であるが、必要に応じ手順に従って臨時総会が開催 されることもある。
総会に付議する事項は事業計画、予算、決算及び定款の改定などである。通常総会は原則として4月又は5月に開催され
開催日、開催地はその都度決められてきた。ときには、日本医学総会開催地において、その開催期間中におこなったことも
あった。毎回、土曜日夕刻から日曜日午後早めのFINALまで、そして全国から集まった各局が月曜日の診療には確実に
戻れるよう、立案、計画するのが主催者の腕の見せ所でもある。
のが、参加者の偽らざる心境に違いない。確かに毎週のON AIR MEEINGで、或いは毎週ではなくても ON AIR で
挨拶をかわし、近況をお聞きしている局は多い。でも、誰もがその風貌はわからず、年恰好さえ知れない。そのよう関係の
各局が受け付けもそこそこに、”QRAさんですね、せんだってはドーモドーモ”と昨日街角で別れた友に挨拶するがごとく
話が始まり、たちまち各局を巻き込んだQSOがはじまるのである。
総会の間はみな神妙にしているものの、総会もそこそこに、席は、EYEBALL PARTYに進み、AL変調もかかるころ、
郷土のだしものが踊り出で、郷土の地酒が振舞われ宴はたけなわになるのである。話題はアマチュア無線に始まり、
ある者は山の話に、ある者は外国旅行、デジカメ、クルージング、フィッシングにと、そして又、リグに、アンテナ、ソーラー
発電から風力発電、そして、そしてDxingにと、めぐりめぐってハムの話に戻ってくるのである。要(かなめ)は当然
アマチュア無線になるのだ。この心地よい循環は、二周りすることも、三周りすることだってあるのだ。今宵かぎりの
EYEBALL QSO という潜在感念が一層熱気のこもったPARTYを創り上げているに違いない。年に一度のEYEBALL
MEETING,あとはON AIRのQSOばかりといっても、5回、10回と総会に参加している各局は MARS SYNDICATE と
呼んでも良いのではなかろうか。
時間的余裕のある総会では、MARSの課題とする、”非常時における医師のハム活動”をテーマにシンポジウムが開かれた
ことも多く、珍エンテイテイーへのDxペデイションに関する興味ある講演が行われたことなど、有意義な時間の利用にも
工夫がこらされてきた。
明けて日曜日はEXCURSION、これがまた主催者の腕の見せ所。いままでにあのEXCNは参加しなければ良かったと感じ
させられた事は一度たりとも無かった。いずれも素晴らしいの一言につきるものばかりであった。それもそのはず、ご当地で
確固たるCMに就かれている各局、多くの場合、その地で生まれ育ち、路地の隅々まで知り尽くした各局のご推奨のスポットを
ご案内いただけるのだから。
寅さんせんべいをかじりながら柴又帝釈天参り、地方からの東京見物ではなかなか足の向かない所、その近くに桜が見事に
美しい洒落た公園に案内していただいた。雑踏もなくこんな静かな桜の名所があるのですか、東京には!あるのです東京には!
知らなかった。いや、いや、ここ、、、、場なんです。
水郷柳川を、どんこ舟にゆったり揺られてしばし時計の止まったような世界。その後、筑後有明柳川料理をいただいた。むつごろ
はぜくち位は想像もつくが、くっぞこ、わらすぼ、めくわじゃに輪毛尻巣(わけんす)と来たひにゃ ”ここ、お料理屋さんなの”
いやいやびっくりしましたね。
高知湾を一望の地引網引き、局長がオーナーの豪華ヨットで松島湾クルーズ、延暦寺で禊をしてからでなければ入ることの
出来ないホームシアター、そして、我々日本のMDが世界に誇る麻酔医の祖、華岡清洲の病棟跡を訪ねる旅等など・・・・・
本当に参加することに意義のある二日間であります。
EXCNは常に計画どうり運営され、参加者は空港に、ターミナルに余裕をもって送り届けられ、また一年後の再開を約すのである。